
行政書士の通信講座を選ぶ際、価格やカリキュラム、レビュー評価の高さでなんとなく選ぼうと思っていたという方も多いのではないでしょうか?
しかし、いざテキストを机に広げて学習を開始すると「なんかイマイチしっくりこないな。。」と違和感を感じモヤモヤしてしてしまう事もあるでしょうし、内容の理解度が低下して捗らず非効率になるだけでなく、モチベーションも下がりかねません。
意識されている方は少ないとは思いますが、通信講座を選ぶ際でもどのようなテキストを使用しているのかを確認しておくことは非常に重要になってきます。長い学習期間、どうせなら自分が気に入ったテキストで学習したいですよね。
この記事では、通信講座のテキスト選びで失敗しないためのポイントをいくつかご紹介したいと思いますので、ぜひ参考にしてください!
行政書士通信講座のテキスト選びで確認すべきポイント

自分に最適なテキストに巡り合うことができれば、やる気がみなぎりスムーズに学習に取り組むことができます。
しかし、自分にとって何が最適なのか、何が好みなのかなんてイマイチよく分からないという方は多いでしょう。
そこで世間一般論と管理人の主観になりますが、いくつかポイントを挙げてみました。
- 図表/イラストはあるか
- 配色は自分好みか
- 重さ、厚みは適切か
- 見やすい文字フォントか
- 行間は適切か
行政書士通信講座のテキストで確認しておくべきポイントが分からないという方は、以下から詳しく解説していきますのでチェックしてみてください!
もしかしたら意外なこだわりにも気付けるかもしれませんよ^^
行政書士テキストには図表/イラストが必須

行政書士は法律中心の学習となりますので、文字だけだと正直イメージしづらい内容が多くあります。そのため、図やイラストを用いて視覚から理解できるようなテキストは必要不可欠になります。
管理人の場合、実際にイラストなどがほとんどないテキストを見ましたが、内容が余計難しく感じて嫌気がさしてしまいました。
また、ただワンポイントで図やイラストが入っているよりも、ページの大半をフルに使い出題内容に該当する解説付きのイラストがある場合はよりイメージが付きやすく「スーッ」っと頭に入ってきますので、こういった所もチェックしておくといいでしょう。
物事をイメージできると理解力と記憶力も増しますので、図やイラストをふんだんに使った効果的なテキストを選ぶことをおすすめします。
特に初学者の方は、通信講座を選ぶ上での重要なポイントとなるでしょう。
テキストの配色は自分好みのものを選択

テキストの配色にも好き嫌いが分かれますね。種類としては大きく以下の3つに分類できます。
- フルカラー
- 2色刷り
- モノクロ
フルカラーであれば、ポイントとなる箇所を色付きで強調したり科目ごとで色分けして範囲を分かりやすく区別して、メリハリを持って取り組めるのが最大のメリットでしょう。
2色刷りであれば、フルカラーよりメリハリの度合いは下がりますが、逆に色が多くごちゃついて感じる人には丁度良いかもしれませんね。
対してモノクロテキストの場合は、重要なポイントを蛍光ペンや赤ペンでマークして学習していけるのでオリジナリティ豊富なテキストにすることができます。こうすることで記憶が定着しやすくなるメリットもありますね。
しかし、単色のモノクロテキストは重圧感を感じやすいですし、ただでさえ難しい法律系の内容がぎっしり記載されていますので、個人的にはモノクロテキストはあまり好みではないです。
テキストの重さ、厚みは適切か

いつでもどこでもスキマ時間を利用して学習したい方は、テキストの重さも気にすべきでしょう。
例えば、外出先で学習しようとカバンに入れて持ち運ぶのも、分厚くて重い参考書だと苦痛に感じますよね。そのような活用をしたい場合は、持ち運びのしやすい軽めのテキストを選択するといいでしょう。
また、テキストの厚みも学習面にも少なからず影響があります。
1冊が600ページ以上で分厚いテキストは、ポイントが絞られず試験出題内容としては不要な範囲まで記載されている可能性も考えられます。
逆に100~200ページ以内で明らかに薄いテキストも存在します。
科目別に分冊されていて薄いなら分かりますが、すべて網羅した上でそのページ数では明らかに少なすぎますし、薄い分内容もダイジェスト版みたいな感じであまり効果を得られないでしょう。
私の経験則から言えば、テキストの厚さは400ページくらいがバランスが良いと思います。
長時間学習可能な文字フォントか確認

1年近く毎日長時間学習を続けていきますから、目に負担のかかりにくいフォントを選択すべきです。
「フォントなんてどうでもいいじゃん!」と思うかもしれませんが、実際フォントによって目への影響度合いは全然違います。
例えば「明朝体」は昔から学校教材などで使用されている定番のフォントで綺麗なのですが、字体のとめ・はね・はらいがしっかりして刺々く、長時間眺めていると疲れてしまう傾向があります。
対して「ゴシック体」や「メイリオ系」は、字体に適度な丸みがあり視認性が高いため目に負担がかかりにくく、長時間の学習に向いているでしょう。管理人的にもメイリオ系が一番見やすいと感じております。
最近のトレンドもメイリオ系が増えてきているので、世間的に目に負担がかかりにくく見やすいという認識が高まってきているのかもしれませんね。
疲れにくい適切な行間を選択

文字のフォントだけでなく行間にも注意する必要があります。
ページ内に小さな文字が隙間なく埋め尽くされていたら、想像しただけで読む気も失せますし疲れますよね。行政書士は法律中心なので文章も長くなりやすいですし尚更です。
例として行間が違うパターンを3つ用意してみましたので、見比べてみてください。
行間パターン1:
行政書士は顧客から依頼された書類作成について相談に応じることが業務として認められています。相続手続に関する相談といった個人レベルの内容から、企業の経営・法務相談といったコンサルティング業務まで、内容は様々です。現在では書類を作成しなくても、依頼者に相談料を請求することが可能となっています。
行間パターン2:
行政書士は顧客から依頼された書類作成について相談に応じることが業務として認められています。相続手続に関する相談といった個人レベルの内容から、企業の経営・法務相談といったコンサルティング業務まで、内容は様々です。現在では書類を作成しなくても、依頼者に相談料を請求することが可能となっています。
行間パターン3:
行政書士は顧客から依頼された書類作成について相談に応じることが業務として認められています。相続手続に関する相談といった個人レベルの内容から、企業の経営・法務相談といったコンサルティング業務まで、内容は様々です。現在では書類を作成しなくても、依頼者に相談料を請求することが可能となっています。
いかがでしょう。やはり行間が広い方が目に負担を感じにくく見やすいのではないでしょうか。
しかし、行間が広くなればその分テキストも分厚くなってしまうので、総合的に考えるとパターン2が最もバランスが取れた程よい行間だと言えます。
テキスト内での行間は統一されていますので、何度か繰り返し読んでみて「読みやすいな」と思えるなら、それがあなたにとって適した行間となります。
選択を誤ると長期間の学習で最悪視力低下も考えられますので、十分注意しておきましょう。
講座オリジナルテキストか市販テキストどっちがいいの?

行政書士の通信講座では、資格学校が独自で作成しているオリジナルテキストと、書店や通販で購入できる市販テキストを使用する学校のパターンがあります。
それぞれのメリット・デメリット見ていきましょう。
オリジナル教材のメリット・デメリット
- 無駄な部分を省いて作られているものが多く、余計な部分(出題傾向の低い部分)を勉強をしなくて済む
- 資格学校が独自に試験傾向を分析して作成しているため、出題頻度の高い範囲に絞った構成になっている
- 学校によってはWEBテキストと連動しており、スマホやタブレットで学習ができる
- 動画とセットで提供されており、スムーズに頭に入りやすい
- 受講料が高くなる傾向にある
- 出題傾向の低い部分が省かれていることが多い分、詳細までしっかり学習したい方には不向き
- 講義動画とテキストが連動されているため、学習の進め方に自由がない
まずオリジナル教材は、各資格学校が試験傾向を分析して作成しているため、出題傾向の低い部分を削り効率重視で勉強を進めることが可能です。
逆に取ると試験に出ない部分は軽視するかたちになるので、隅から隅まで勉強したいという方には不向きだと思います。
また、学校によっては講義動画やWEBテキストと連動しているため、外出先でもスマホ一台あれば学習することができるのは大きいですね。
デメリットとしては、オリジナル教材を作る手間がかかっている分、市販教材を使用している学校よりも受講料が割高になりがちだという点でしょうか。
なお、やはり合格者を多く輩出している実績のある学校ほど品質が高い傾向がありますので、その辺も気にしておくといいでしょう。合格者が多いという事は必然的に受講者も多いという事ですからね。
その分データも多く取れるので品質向上に繋げられるというのもあると思います。
市販教材のメリット・デメリット
- 突出した癖がなく、万人受けしやすい
- 試験範囲は網羅的に学習できる
- テキスト開発のコストが抑えられ、講座の受講料が安くなる
- 出題傾向に関わらず、試験範囲すべてを網羅しているものが多く、時間効率が悪い
- 講義動画との関連性が薄く、内容が頭に入りにくい
市販教材はオリジナル教材と逆で、出題傾向云々よりもとにかく全試験範囲を網羅しているものが多いため、必然的に学習効率が悪くなります。
試験合格という目標に対しては遠回りかもしれませんが、逆に合格した後のことを考えればすぐに実務に活かせる知識も多く持っていることになるはずなので、一長一短ですね。
あとメリットとしては、テキスト開発のコストが抑えられるので、講座の受講料が安くなる点が挙げられます。もちろん全部の講座がそういうわけではありませんが、相対的に見るとオリジナル教材を使用しているところよりも受講料は安めになりがちです。
なお、講義動画との関連性も薄くなりがちなのもデメリットとして頭に置いておいた方がいいと思います。
オリジナル教材・市販教材がおすすめできる方
それでは、オリジナル教材・市販教材がそれぞれおすすめできる方をまとめてみましょう。
- 効率重視で学習したい方
- 出題傾向が分析されたテキストで学習したい方
- コストはそこまで気にしない方

- 全試験範囲を網羅的に勉強したい方
- できる限りコストを抑えて学習したい方
- クセのない構成のテキストで学習したい方
なお、上記でコストについて触れましたが、最近ではオリジナルテキストを使用する学校でも、比較的安価で提供してくれるところが増えてきている傾向にあります。
以前ではオリジナル教材を導入しているだけで受講料は結構跳ね上がっていましたが、今となっては価格競争の末に差はなくなってきてますので、このあたりは頭に入れておいてくださいね。
また、学校によってはオリジナル教材と市販教材をうまくミックスしてカリキュラムを組むところもあるようです。
オリジナル教材かどうかは、各資格学校の公式HP内や講座パンフレットに記載されていますので、しっかり確認したうえで精査してください。
中古や数年前のテキストで学習しても大丈夫?

行政書士試験は法律関連の試験ですので、毎年改定された内容がテキストにも反映されているかが非常に重要です。
最近の通信講座では毎年改版しているか、別資料(差し替え)として提供しカバーできていますが、中には法改正が全く反映されていないテキストもあるかもしれないので、その点も注意が必要。
なかには、できるだけ安上がりで済ませたく、メルカリや中古書店でテキストの購入を考えている方もいらっしゃるでしょう。例えば2年ほど前に出版されて、かなり状態が良いものが通常の半値以下で販売されていたら、確かに心が揺らぐかもしれません。
しかし、試験では新たに法改正された箇所が出題される傾向がありますので、そのテキストで学習した時点でいくつか失点を負うということになります。
ただでさえ合格率が10%程度の難関試験で、法改定が追い付いていない古いテキストで学習したがためにミスミス失点を犯すのは致命的でしょう。
せっかく長期間学習しても、間違った内容を覚えていては無駄でしかありませんし、ましてや行政書士として古い知識のままで働くの?ってことになりますからね。
少し出費はかかりますが、必ず最新版のテキストで学習を行いましょう。
受講前に資料請求やサンプル教材で内容を必ずチェック!

資格学校のホームページやパンフレットでテキストの雰囲気を把握することはできますが、実物を手に取って見てみないと判断は難しいでしょう。
一昔前だと情報が少なく、講座を受講するまでどんなテキストか分からないって事が頻繁にあったようですが、現在は情報公開が進んでおり、資料請求をするとサンプルテキストを一緒に送ってくれるところや、公式サイトで使用テキストを数ページ閲覧できるところがほとんどです。
このように検討できる幅が広がっていますので、できる限り多くの現物を手に取って自分に合うかどうか一通りチェックするようにしましょう。
ホームページや資料請求でサンプルテキストを確認できる主な資格学校を以下に挙げてみましたので、受講を検討される方はぜひチェックしてみてください。
フォーサイト |
無料資料請求でサンプルテキストがもらえます。![]() |
スタディング |
公式サイトの無料講座で確認出来ます。![]() |
アガルート |
無料資料請求でサンプルテキストがもらえます。![]() |
クレアール |
公式サイトのテキスト解説ページで確認出来ます。![]() |
LEC東京リーガルマインド |
公式サイトのテキスト解説ページで確認出来ます。![]() |
資格の学校TAC(タック) |
公式サイトのテキスト解説ページで確認出来ます。![]() |
まとめ

ここまで自分に合った通信講座のテキストの選び方について解説してきました。
いろいろポイントはありましたが、感じ方や好みは人それぞれですので、参考の1つにしていただけたらと思います。
通信講座受講前には、一度自分がどのようなテキストを求めていて、どのようなテキストが合っているのかじっくり考えて選定していきましょう。
また、通信講座のテキストはできる限り事前に自分の目でチェックするようにして下さいね。実物を見ることで気づけることというのは必ずありますので^^
なお、当サイトで一番推しているフォーサイトは、テキストのクオリティが高いと受講生からも好評です。

ご覧の通り、フルカラーで図表イラストも使われているので、難しい内容でも視覚から理解することが可能です。
フォーサイトも資料請求をすればサンプルテキストを送ってもらえるので、気になる方はぜひ取り寄せてクオリティの高さを体感してみて下さい!

\今なら10,000円OFFクーポン付き!/